「犬の火葬・葬儀の際にはいつまでに何をしないといけない?」
「犬の火葬にはどんな種類があるの?」
突然訪れる愛犬との別れに、何をすればいいのか頭が混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。
犬の火葬・葬儀はご遺体の状態にもよりますが一般的には亡くなってから1~3日以内にしてあげましょう。
また、犬の火葬や葬儀方法には業者に依頼・自治体に依頼の2種類があります。
![犬の火葬方法3つ](https://www.kk-progress.co.jp/column/wp-content/uploads/2024/04/葬儀方法.png)
さらに当記事では、犬の火葬の料金相場や犬が亡くなってから葬儀までの流れを解説しています。
愛犬との最後の時間を後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。
犬を火葬する場合の料金相場は?体重によって異なる
犬を火葬する場合の料金相場は2万円程度です。
犬の火葬料金は体重によって異なります。
種類・体重 | 料金相場 |
---|---|
超小型犬(2~5kg) | 15,000~25,000円 |
小型犬(5~10kg) | 20,000~35,000円 |
中型犬(10~25kg) | 30,000~45,000円 |
大型犬(40kg以上) | 50,000円~ |
上記の料金相場はあくまで目安として参考にしてください。
犬の火葬で入れるものはフードや手紙が好まれる
![犬の火葬で入れるものはフードや手紙が好まれる](https://www.kk-progress.co.jp/column/wp-content/uploads/2024/04/dogfuneral-food-letters.png)
犬の火葬の際には最後の愛犬への愛情表現ができるものとしてフードや手紙が好まれます。
犬の火葬でフードや手紙が好まれる理由は以下の通りです。
フード | ・愛犬への愛情を表現できる ・火葬に支障をきたす心配がない ・安心して旅立てる |
手紙 | ・感謝の気持ちや思い出などを振り返れる ・火葬に支障をきたす心配がない ・思い出を形に残せる |
ただしきちんと火葬する前に、犬の火葬業者に確認しておきましょう。
おなかがすかないようにペットフードやおやつを入れる
犬の火葬でフードやおやつを入れるのは、愛犬への愛情表現と供養の気持ちを伝えるためです。
生前好きだったフードやおやつを入れることで、愛犬への愛情を表現できます。
また、生前食べていたものなので愛犬にとって安心できる香りでもあります。
愛犬の火葬の際には安心して旅立てるようにペットフードやおやつを入れることを検討してみてください。
手紙で愛犬との思い出を振り返る
犬の火葬で手紙を入れることは、愛犬への想いを伝える大切な方法です。
手紙には、愛犬との思い出や感謝の気持ちを書き記すことができます。
手紙の内容に迷った際には以下を参考にしてみてください。
- 初めて出会った日のこと
- 一緒に行った旅行
- 印象的なエピソード
- 感謝の気持ち
手紙は、愛犬への愛情を表現するものなので形式にこだわる必要はありません。
また、手紙は燃えやすい素材の紙に書き、火葬する前にはペット火葬業者に確認するようにしましょう。
犬の火葬には葬儀業者に依頼か自治体に依頼する
犬の火葬はペット火葬業者に依頼・市役所での引き取りがあります。
![犬の火葬方法](https://www.kk-progress.co.jp/column/wp-content/uploads/2024/02/8_犬の火葬方法-1.jpg)
火葬方法 | 合同火葬 | 個別火葬 | 自治体 |
---|---|---|---|
費用 | 10,000円~30,000円 | 30,000円~40,000円 | 無料~30,000円 |
立会い | ✕ | ◯ | ✕ |
遺骨返却 | ✕ | ◯ | ✕ |
宗教 | ✕ | ◯ | ✕ |
ペット火葬は、犬との最後のお別れになるのでご自身が納得した方法を選びましょう。
犬の合同火葬は他のペットと一緒に火葬する方法
犬の合同火葬は他のペットと一緒に火葬する方法です。
他のペットと一緒に火葬するため、費用を抑えることができます。
また、愛犬が寂しい思いをせずに旅立っていけるという考え方もあります。
- なるべく費用を抑えたい方
- 時間的な制約がある方
上記に当てはまる方は、合同火葬を検討してみてください。
犬の個別火葬は一匹ずつ火葬する方法
犬の個別火葬はペットを一匹ずつ火葬する方法です。
犬の火葬に立ち会うことができ、火葬後に返骨してもらうことができます。
ただし、合同火葬に比べて費用は高くなります。
- 遺骨を大切にしたい
- 宗教的な葬儀をしたい
上記に当てはまる方は個別火葬を検討してみてください。
犬の火葬を市役所でしてもらうことも可能
犬の火葬を市役所で依頼することは可能です。
費用は地域によって異なりますが、民間のペット火葬業者よりも安価な場合が多いです。
市役所で火葬するメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・民間業者よりも費用が安い ・自治体によっては個別火葬も選択可能 ・必要な手続きを市役所で一括で行える | ・民間業者に比べて手続きが煩雑 ・斎場や火葬炉の予約が必要 ・火葬日時や場所の選択肢が少ない |
犬の火葬を市役所で依頼する場合は、費用が安いというメリットがあります。
一方、手続きが煩雑というデメリットもあります。
さらに、市役所で火葬をする際には以下の書類が必要になります。
市役所で犬の火葬をする際に必要な書類
- 鑑札
- 予防接種済証
- 死体火葬許可申請書
- その他、自治体によって異なる書類
また、手続きや費用について、事前に市役所に確認しておきましょう。
犬の火葬までにすることは?亡くなってから火葬までの流れ
犬の火葬までに飼い主がすることは以下です。
- 犬の遺体を清めてから安置する
- ペット火葬業者や火葬プランを選ぶ
- ペット火葬業者に火葬をしてもらう
- 火葬後は供養方法を選ぶ
![犬の遺体を清めてから安置する](https://www.kk-progress.co.jp/column/wp-content/uploads/2024/03/清める.png)
以下のチェックリストに沿って犬の遺体を清めてあげましょう。
- 毛並みを整える
- 水拭き
- アルコール消毒
- 乾いたタオルで拭き取る
![ペット火葬業者や火葬プランを選ぶ](https://www.kk-progress.co.jp/column/wp-content/uploads/2024/03/選ぶ.png)
業者を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 費用:費用が相場より安いか
- 火葬プラン:自分の理想の火葬プランがあるか
- 立地:自宅から通いやすいかどうか
- 口コミ:ネット上の口コミの評価が良いかどうか
- 対応:火葬業者の対応は丁寧かどうか
愛犬の火葬業者を選ぶ際には後悔のないように比較しながら選ぶようにしましょう。
![ペット火葬業者に火葬してもらう](https://www.kk-progress.co.jp/column/wp-content/uploads/2024/03/火葬.png)
専門的な知識を持った業者が愛犬の火葬を執り行います。
火葬の立ち合いができるプランを選んだ際には後悔のないように愛犬に声をかけてあげましょう。
![火葬後は供養方法を選ぶ](https://www.kk-progress.co.jp/column/wp-content/uploads/2024/03/供養.png)
骨壺に入れて自宅に保管したり、散骨することも火葬業者によっては可能です。
遺骨の1部をアクセサリーにして身に着けることも可能です。
火葬までの流れを事前に理解しておくと、冷静に準備を進めることができます。
犬の遺体を清めてから安置する
犬が亡くなったら、まずは遺体を清めてから安置してください。
犬の体を濡らしたタオルで拭き、ブラシで整えてあげましょう。
犬の遺体を整えたら、箱に納めて安置します。
遺体は涼しい場所で安置し、夏場は保冷剤などを使ってしっかり冷やすようにしましょう。
ペット火葬業者や火葬プランを選ぶ
犬の遺体を安置したら、できるだけ早く火葬してあげましょう。
犬の遺体は、時間が経つとともに腐敗が進んでいくためです。
まずは、犬の火葬方法を決めておき、対応しているペット火葬業者を選ぶと良いでしょう。
対応しているペット火葬業者が多くて選びきれない場合は以下を参考にしてください。
- 火葬費用
- 返骨の方法
- 口コミや評判
犬の火葬費用の見積もりを取り、複数の業者を比較してみましょう。
ペット火葬業者に火葬をしてもらう
犬の火葬方法が決まったら、ペット火葬業者に火葬してもらいましょう。
ペット火葬業者に火葬をしてもらう際、一般的な葬儀当日の流れは以下です。
- 葬儀場に行く
- 犬の遺体を火葬してもらう
- 遺骨の拾い上げをする
出張火葬ができるペット火葬業者であれば、自宅までペットを迎えに来てもらえることがあります。
葬儀場までペットを連れていく必要があるかを事前に確認するようにしましょう。
火葬後は供養方法を選ぶ
犬の遺体の火葬後は供養方法を選びましょう。
犬の遺骨の供養方法は主に以下4つです。
自宅保管 | 骨壺に入れたまま保管する |
---|---|
手元供養 | 遺骨の一部を納めアクセサリーやオブジェにする |
納骨 | お墓に埋葬する |
散骨 | パウダー状にした遺骨を海や山などに撒く |
火葬方法によっては遺骨を返却してもらえないので注意してください。
犬の火葬についてよくある質問
![犬の火葬についてよくある質問](https://www.kk-progress.co.jp/column/wp-content/uploads/2024/04/question-dog-funeral.png)
犬の火葬についてよくある質問は以下の5つです。
- 犬の火葬は何日後がいいですか?
- 犬の火葬で棺に入れるものは何がいいですか?
- 犬の火葬にかかる時間はどれくらいですか?
- 犬の火葬当日の服装はどうすればいいですか?
- 犬が亡くなった後はどうすればいいですか?
上記の質問に答えているので是非参考にしてください。
犬の火葬は何日後がいいですか?
犬の火葬に決まった日程はありません。
飼い主が納得できるタイミングで火葬するのが良いでしょう。
ただし、火葬を遅らせると遺体の腐敗が進むので保管方法に注意してください。
犬の火葬で棺に入れるものは何がいいですか?
犬の火葬で棺に入れるものは、最後の愛情表現としてフードや手紙が好まれます。
他にも愛犬の思い出の品や花などをいれるのが一般的です。
何を入れるかは基本自由ですが、燃やせない素材や遺骨に影響を与えるものは避けるようにしましょう。
犬の火葬にかかる時間はどれくらいですか?
犬の火葬にかかる時間は1時間~2時間程度です。
火葬時間は犬が大きくなるにつれて時間が長くなります。
チワワなどの小型犬は火葬時間50分程度とされているので目安にしてください。
犬の火葬当日の服装はどうすればいいですか?
犬の火葬の服装は私服で問題ありません。
ただし、派手な色や柄、殺生を連想させる動物の毛皮や革は避けるようにしましょう。
犬が亡くなった後はどうすればいいですか?
愛犬が亡くなった後、スムーズな手続きのために事前に準備しておくと良いことをまとめました。
- 業者選び:費用、火葬プラン、立地、口コミなどを比較して業者を選ぶ。
- 必要書類の準備:鑑札・予防接種済証・死体火葬許可申請書を準備する。
- 遺体の準備:毛並みを整え、乾いたタオルで拭いたあと涼しい場所に安置する
- 連絡と依頼:業者に連絡し、火葬日時を予約し火葬後は遺骨を受け取る。
- 費用:火葬費用支払いのためにお金を用意しておく。
事前に準備をしておくことで、手続きがスムーズに進みます。
そのため、不明点は業者に遠慮なく質問して疑問点をなくしておきましょう。
まとめ
当記事では、犬の火葬・葬儀にあたって飼い主がすることを解説しました。
また、犬が亡くなってから葬儀までの流れも詳しく解説しています。
愛犬とのお別れを後悔しないためにも、犬の火葬について事前に理解しておきましょう。