猫が死んだらすることは?亡くなってから供養までの流れを解説

猫が死んだらすることは?亡くなってから供養までの流れを解説

「猫が死んだらどうすればいい?」「猫が死んだら最後にしてあげれることは?」

猫が死んでしまったら以下の手順で、死亡確認から供養までをしましょう。

猫の安置から供養までの流れ
猫の安置から供養までの流れ
  • 死亡確認をする
  • 清拭をしたら涼しい環境に安置する
  • 葬儀・火葬を行う
  • 遺骨の供養を行う

猫が死んだら、死亡確認後に丁寧に安置を行い火葬や埋葬を行います。

この記事では猫が死んだときの対応方法や猫の葬儀・火葬方法について詳しく説明します。

火葬や供養は猫が死んだら最後にしてあげられることなので、悔いのないお別れができるようにしましょう。

目次

猫が死んだら死亡確認をして安置をする

猫が死んでしまったらまず最初に死亡確認をして遺体を安置しましょう。

猫の死亡確認から安置までの手順は以下の通りです。

猫の死亡確認から安置までの手順
  • 死亡確認をする:呼吸・心拍・対光反射などを確認する
  • 遺体を清拭する:猫の体を柔らかい布で拭き清潔な状態する
  • 安置する:涼しくて風通しの良い場所に安置する

愛猫が亡くなった時は、慌てずに冷静に死亡確認と安置を行いましょう。

猫の遺体をタオルやガーゼで拭いて清める

猫の死亡確認ができたら、次に猫の遺体をタオルやガーゼで清拭しましょう。

猫が死んだ際に用意するものと清拭方法は以下の通りです。

用意するもの
  • タオル(ガーゼ)
  • ぬるま湯
  • 消毒液
  • 使い捨て手袋
清拭の手順
  • 手袋を着用し猫の体を優しく撫でるように拭く
  • 目や口、鼻などの粘膜は、ガーゼにぬるま湯を含ませて拭く
  • 体全体を拭き終えたら、乾いたタオルで水分を拭き取る

清拭をする際は無理に毛を梳いたり、体の一部を強く擦ったりしないよう注意しましょう。

排泄物などで汚れている場合は、消毒液を薄めた液で拭き、その後水拭きをします。

心を込めて清拭することで、愛猫が安らかに旅立てるように送り出してあげましょう。

猫を保冷材で冷やしながら風通しのいい場所に安置する

猫の清拭を終えたら、風通しのいい場所に安置し保冷材などで冷やしてあげましょう。

直射日光が当たらず、風通しの良い場所に段ボール箱などを用意し、タオルや毛布を敷いて安置します。

猫の遺体を安置する際の注意点は以下の通りです。

安置する際の注意点
  • 体液が漏れる可能性があるためペットシートなどを下に敷く
  • 複数猫がいる場合は別の部屋に安置する
  • 死後硬直が始まる前に体勢を整える

猫を安置する際は、好きなおもちゃや毛布などと一緒に安置するのがおすすめです。

猫の葬儀・火葬方法を決める

猫が死んだら、葬儀や火葬方法を決めましょう。

猫の葬儀・火葬方法は以下の通りです。

葬儀方法特徴
ペット火葬業者・個別火葬や合同火葬など、様々なプランから選べる
・オプションで骨壺や納骨堂も用意していることが多い
自治体・比較的費用が安い
自宅で埋葬・費用が安く済む

猫と悔いなくお別れをしたいという方は、プランが充実しており遺骨の埋葬のサポートもあるペット火葬業者への依頼がおすすめです。

以下では猫の葬儀・火葬方法について詳しく説明します。

ペット葬儀・火葬業者に猫の火葬を依頼する

猫が死んだら、ペット葬儀・火葬業者に依頼をして火葬を行いましょう。

ペット火葬業者への依頼をすると、主に以下の3つのプランから火葬方法を選ぶことができます。

火葬方法特徴費用
立会個別火葬火葬や拾骨に立ち会うことができる23,000~25,000円
一任個別火葬スタッフに一任して個別火葬を行う21,000~24,000円
合同火葬他のペットと一緒に火葬をする16,000~20,000円

個別火葬は猫を個別に1匹ずつ火葬する方法で、立会個別火葬の場合は火葬から拾骨まで立ち会うことができます。

またペット火葬業者へ依頼するメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット
  • 専門スタッフが丁寧に火葬してくれる
  • 様々なプランから選べる
  • オプションで骨壺や納骨堂も用意していることが多い
  • 最後の時間をゆっくりと過ごせる
メリット
  • 費用が高額になる場合がある
  • 費用やサービスを比較検討して業者を選ぶ必要がある

猫との最期のお別れをゆっくり丁寧にしたいのなら、ペット火葬業者に依頼するのがおすすめです。

業者によってプラン内容・費用が異なるので、依頼する際はしっかりと比較検討する必要があります。

ペット火葬ハピネスのバナー

猫の火葬・葬儀をするなら、ペット火葬ハピネスがおすすめです。

ペット火葬ハピネスが3つの火葬プランから、料金を抑えながら丁寧なサービスを受けることができます。

合同火葬7,700円~
個別火葬
(一任個別火葬)
13,200円~
個別火葬プレミアム
(立会個別火葬)
16,500円~

自治体や市役所に猫の火葬を依頼する

猫は自治体や市役所に火葬を依頼することも可能です。

自治体や市役所に火葬を依頼するメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット
  • 業者に比べて費用が安い
  • 自治体によっては無料の場合もある
デメリット
  • 合同火葬のみで返骨されない
  • 立ち会いや遺骨の返却ができない場合がある

自治体や市役所での火葬は、ペット火葬業者と比べて費用は安くなりますが遺骨の返骨などのサービスがないことに注意しましょう。

以下で東京都・大阪市・名古屋市・福岡市の火葬についてまとめました。

東京都中央区
概要犬・猫などのペットの遺体は、清掃事務所が有料で引き取っています。
引き取られた遺体は、民間の専用施設で合同火葬され、遺灰は墓地に埋葬しています。
料金手数料:1頭につき3,000円(ただし25キログラムまで)
参照:中央区ホームページ/ペットが死亡した時(動物の死体処理)
大阪市
概要八事斎場で引き取ってもらう
各区の環境事業所で引取ってもらう(ごみと一緒に焼却します。)
料金15キログラム以上50キログラム未満:4,400円
5キログラム以上15キログラム未満:2,200円
5キログラム未満:1,100円
参照:大阪市:ペットなどが死んだ場合の引き取り (動物に関する各種サービス>ペットが死亡したとき)
名古屋市
概要有料(利用料金(1頭につき))で引き取りに伺いますので、環境事業センターへお申し込みください。
環境事業センターへ申し込まれた場合は、骨灰のお返し、お参り等はできませんので、予めご了承ください。
料金10キログラム以上のもの 1個につき2,800円
5キログラム以上10キログラム未満のもの 1個につき2,100円
5キログラム未満のもの 1個につき1,700円
参照:名古屋市:ペットが死亡したときは(暮らしの情報)

私有地に猫を埋葬する

猫が亡くなった後、火葬以外にも、私有地に埋葬することができます。

私有地に埋葬するメリットやデメリットは以下の通りです。

メリット
  • 費用が安い
  • 心の整理がしやすい
  • いつでも会える
デメリット
  • 地域の条例などを確認する必要がある
  • 他の動物によって掘り起こされる可能性がある
  • 近隣住民への配慮が必要

猫を自宅の庭に埋葬することは、ペット葬儀業者や自治体・市役所に火葬を依頼するよりも、費用が格安で済みます。

しかし地域の条例で法的な規制があったり、近隣トラブルが発生する可能性もあるため注意が必要です。

猫の火葬後に遺骨が残ったら供養をする

猫の火葬後に遺骨が残ったら供養をする必要があります。

猫の遺骨の供養方法は主に以下の2つがあります。

  • ペット霊園や寺院に納骨する
  • 納骨せずに自宅で供養をする

猫の遺骨をペット霊園や寺院に納骨する方法は、最も一般的な供養方法です。

合同納骨や個別納骨、永代供養など、様々な供養プランから選ぶことができます。

ペット霊園や寺院に納骨する

猫の遺骨はペット霊園や寺院に納骨することができます。

ペット霊園や寺院に納骨するメリットは、以下の通りです。

  • 専門的なスタッフが供養してくれる
  • 様々な供養プランがある
  • 定期的に法要が行われる
  • お墓参りに行ける

ペット霊園と寺院は、どちらもペットの遺骨を供養する場所ですが、いくつかの違いがあります。

スクロールできます
運営供養方法法要お墓参り
ペット霊園民間経営合同納骨、個別納骨、永代供養など定期的に開催可能
寺院宗教法人が運営合同納骨が主流希望があれば開催可能

ペット霊園や寺院によって、料金は大きく異なるので、複数の施設を比較検討し予算に合った施設を選びましょう。

またペット火葬業者がペット霊園や寺院と提携している場合が多く、火葬プランに供養や埋葬などのサービスが付いてくることもあります。

火葬後に猫の遺骨を納骨したい人は、ペット火葬業者に依頼してみるのがおすすめです。

ペット火葬ハピネスのバナー

猫の火葬・葬儀をするなら、ペット火葬ハピネスがおすすめです。

ペット火葬ハピネスが3つの火葬プランから、料金を抑えながら丁寧なサービスを受けることができます。

合同火葬7,700円~
個別火葬
(一任個別火葬)
13,200円~
個別火葬プレミアム
(立会個別火葬)
16,500円~

納骨せずに自宅で供養をする

猫の遺骨を納骨せずに自宅で供養する方法もあります。

自宅で納骨すると、ペット霊園や寺院に納骨するよりも、費用がかかりません。

また自宅で供養すれば、いつでも猫と一緒にお供えしたり、話しかけたりすることができます。

仏壇や骨壺を用意して供養するのが一般的ですが、遺骨の一部をペンダントなどにして身に着ける方法もあります。

猫が亡くなった際によくある質問

猫が亡くなった際によくある質問を紹介します。

  • 猫が死んだら最後にしてあげられることはありますか?
  • 猫が死んだら体液は出ますか?
  • 猫が死んだらどれくらいで死後硬直が始まりますか?

猫が無くなってしまった方は是非参考にしてください。

猫が死んだら最後にしてあげられることはありますか?

猫が死んだら最後にしてあげられることを以下にまとめました。

  • 清拭して体をきれいにする
  • 写真を撮ったり動画を撮ったりして思い出を残す
  • 手形や足形を取ったり、毛皮の一部を保管したりする
  • 仏壇や位牌を用意して、毎日手を合わせる
  • 命日や月命日には猫の好きなおやつやお供えする
  • 猫の好きだった場所に花や小物を飾る

大切なのは、飼い主自身が納得できる方法で、愛猫との別れを受け止めることです。

猫が死んだら体液は出ますか?

猫が死んだら体液がでます。

猫が死んだ後、筋肉の弛緩によって、膀胱や直腸括約筋が緩み、尿や便が漏れ出すことがあります。

また死後硬直が始まると、体内の水分が血管から組織に移動し、体液が出ます。

猫の遺体を安置する際は、体液漏れを防ぐために、ペットシーツやタオルなどを下に敷きましょう。

また腐敗の進行を遅くするために、涼しい場所に安置し、保冷剤などで体を冷やすのがおすすめです。

猫が死んだらどれくらいで死後硬直が始まりますか?

猫の死後硬直の進行は以下の通りです。

  • 1~2時間後:足先、口、耳など末端部
  • 2~3時間後:全身に硬直が広がる
  • 4~6時間後:硬直が最も強くなる
  • 6時間以降:徐々に硬直が解けていきます。

死後硬直が始まると、体の姿勢を変えることが難しくあるため、猫が亡くなったら早めに態勢を整えてあげましょう。

まとめ

この記事では猫が死んでしまった際の対応方法について解説しました。

猫が死んでしまったら冷静に以下の対応をしましょう。

  • 死亡確認
  • 清拭をして安置
  • 火葬・葬儀をする
  • 遺骨を供養する

悔いの残らないように、満足いくお別れをしてあげましょう。

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