猫の火葬・葬儀にはいくら必要なの?
猫の火葬業者はどうやって選べばいいの?
一緒に生活してきた愛猫が亡くなって、火葬・葬儀の費用や利用の流れを調べている方も多いでしょう。
火葬業者も複数あるため、選べ切れずにお困りの方もいるはずです。
この記事では、亡くなった愛猫の火葬費用・葬儀内容・葬儀の流れについて詳しくまとめました。
複数ある火葬業者から、自身の目的に合う業者を見つける方法も紹介しているので、愛猫と納得のいくお別れをする参考にしてください。
猫の葬儀費用は1万~7万円で火葬方法は自分に合ったものを選ぶ
![猫の葬儀方法と費用](https://www.kk-progress.co.jp/column/wp-content/uploads/2024/03/cat-funeral-cost.png)
愛猫の葬儀・火葬の方法は、次の3つに分類されます。
火葬方法 | 概要 | 立ち合い範囲 | 費用相場 |
---|---|---|---|
一任個別火葬 | 愛猫だけ火葬してもらう方法 スタッフに火葬を一任する | 返骨 | 2.1~2.4万円 |
立会個別火葬 | 愛猫だけ火葬してもらう方法 火葬~埋葬まで直接立ち会う | 火葬、返骨、埋葬 | 2.3~7.0万円 |
合同火葬 | 他のペット(猫)と一緒に火葬してもらう方法 | 立ち合い不可(返骨なし) | 自治体:1,000~3,000円 民間業者:1.6~2.0万円 |
表で紹介した内容・費用は、複数ある業者を参考とした目安の費用です。
選ぶ火葬の方法によって立ち会える範囲が異なるほか、猫の大きさや体重、サポート内容によって費用相場が変化します。
3つの火葬方法について具体的な情報を解説していくので、是非参考にしてください。
一任個別火葬は愛猫と心静かに最後の時間を過ごせる
一任個別火葬は、スタッフに愛猫を預け個別火葬をしてもらう方法です。
猫の大きさ | 費用 |
---|---|
体重が軽い場合 | 2.0万円程度 |
体重が重い場合 | 2.0~2.4万円 |
愛猫と最後の時間を過ごしながら火葬・葬儀を進められるほか、お別れの時間を家族だけで過ごせます。
火葬業者に火葬を任せるため、直接立ち合うことはできませんが、返骨してもらい自分たちで遺骨を供養できるのがプランの特徴です。
自らの手で拾骨もできるため、愛猫のことを最後までしっかりと見届けられます。
- 人間と同じような方法で手厚く見送りたい人
- 自分の希望する火葬・供養の方法がある人
立会個別火葬は最期の瞬間まで愛猫に寄り添える
立会個別火葬は、愛猫の遺体だけ個別で火葬・立ち合いができるプランです。
猫の大きさ | 費用 |
---|---|
体重が軽い場合 | 2.3万円程度 |
体重が重い場合 | 2.3~2.5万円 |
葬儀・火葬を愛猫と過ごせるほか、返骨まで一連の流れを立ち会えます。
火葬施設への訪問~返骨までずっと愛猫と一緒に過ごすことができ、追加のオプションプランやプレゼントなども充実した手厚いプランです。
- 費用を抑えつつしっかり火葬してあげたい人
- 手元供養したいため返骨してほしい人
合同火葬は費用を抑えながら丁寧に火葬できる
合同火葬は、他の方が飼われていたペットのご遺体と一緒に火葬してもらうプランです。
猫の大きさ | 費用 |
---|---|
火葬業者の場合(体重が軽い) | 1.6万円程度 |
火葬業者の場合(体重が重い) | 1.6~2.0万円 |
自治体の場合 | 1,000~3,000円 |
火葬・葬儀のプランの中で最も安価であり、費用を抑えやすいのが特徴です。
他のペットと一緒に火葬される際、お骨が混ざってしまうことから返骨には対応してもらえません。
合同火葬は、民間の火葬業者だけでなく自治体でも提供されています。
自治体の場合、スケジュールやタイミングによっては、依頼できないケースもあるので注意してください。
- 費用を抑えつつしっかり火葬してあげたい人
- 手元供養したいため返骨してほしい人
猫の葬儀前は必要書類・当日の流れの確認をしておく
愛猫の葬儀・火葬を検討しているのなら、事前に「必要書類」「当日の流れ」を確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。
愛猫とお別れをする際に、手続きで時間を取られたくない方は、是非参考にしてください。
事前の準備物は火葬申し込み書とペット保険
愛猫が亡くなった際に準備する書類は、次の通りです。
- 火葬申し込み書
- ペット保険の解約書類
火葬申し込み書は、自治体に提出する書類です。
火葬する際には必ず提出が必要な書類であり、提出を忘れてしまうと法律違反になることから、火葬を依頼する専門業者に作成を依頼するのが良いでしょう。
ペット保険の解約書類は、ペット保険に加入していた方が提出する書類です。
ペット保険による保険金の受取としても必要な手続きであり、保険金から火葬・葬儀費用の一部をまかなえます。
手続きを実施しなければ保険料の支払いだけ続いてしまうため、愛猫が亡くなった際には、早めに書類を準備しておきましょう。
死亡届が必要な動物は狂犬病予防法によって自治体に登録された犬だけです。
猫が亡くなった場合には、死亡届の提出が不要であるため、誤って提出しないように気を付けてください。
火葬当日の流れは自宅訪問後ペット霊園での火葬
火葬当日の流れは、利用する火葬業者によって次のような違いがあります。
- 訪問火葬:自宅まで火葬業者が訪問して火葬
- 霊園での火葬:亡くなった愛猫を霊園・施設まで運んで火葬
- 自治体での火葬:亡くなった愛猫を清掃局・クリーンセンターまで運んで火葬
火葬プランごとの流れを以下にまとめました。
個別火葬 | 立会い個別火葬 | 合同火葬 | |
---|---|---|---|
火葬・葬儀の流れ | 1.読経といった儀式を行う 2.火葬業者に愛猫を手渡す 3.返骨してもらう | 1.読経といった儀式を行う 2.火葬に立ち会う 3.お骨拾いを行う 4.納骨・埋葬・手元供養する | 1.読経といった儀式を行う 2.愛猫とお別れをする |
火葬・葬儀の流れは依頼する火葬業者のプランによって、若干の違いがあります。
火葬業者によってはオリジナルの供養方法や手厚い葬儀サポートを提供しているため、自分の目的に合う葬儀方法を選ぶことが大切です。
猫の火葬業者を選ぶポイントは料金・サービス・口コミから信頼できる業者を見つける
亡くなった猫の火葬業者を探すとき、業者の数が多くて選びきれないと悩んでいる人もいるはずです。
手厚いサポート、満足のいくお別れをお求めなら、火葬業者の次のポイントを比較してください。
愛猫としっかりお別れしたいのなら、信頼できる業者を見つけることが重要です。
依頼後に「やっぱり別の業者に依頼しておけば…」と後悔したくない方は、是非参考にしてください。
明確な料金体系で追加料金はないか
猫の火葬・葬儀に対応してくれる業者を探す際には、次のポイントをチェックしてください。
- プランごとに詳しい料金がまとまっているか
- 猫の大きさ・重さごとに料金が分かれているか
- オプションサービスとの価格のすみわけがしっかりしているか
火葬業者によっては、プラン料金を明確に説明していない場所も見つかります。
悲しいことに、後から高額な追加料金を請求してくる悪徳業者もいるので、確実に上記3つのポイントを確認しておきましょう。
3つのポイントを網羅している火葬業者に依頼すれば、見積額から金額を変えずに愛猫を火葬できます。
予算内で猫の火葬・葬儀を終わらせるためにも、料金体系が明確なのかを確認してください。
葬儀内容などのサービス面は充実しているか
火葬業者で提供されているサービス内容が違うことにも気を付けなければなりません。
業者を選ぶ際には、次のポイントをチェックしてみてください。
- 自分の求めるサービスが網羅されているか
- 手厚いサポートを受けられるか
- オプションサービス・無料プレゼントが充実しているか
愛猫を火葬する際には、自分の求めるプラン・サービスであることが重要です。
火葬業者によっては、サポートの手厚さに差があるため、気になる業者の公式サイトにアクセスしてサービス内容を比較してください。
オプションサービスや無料プレゼントにも違いがあります。
火葬業者の中には、愛猫との思い出になるメモリアルグッズを無料プレゼントしている場所も見つかるため、事前に確認しておきましょう。
利便性や自宅訪問サービスはあるかどうか
ペット火葬業者を選ぶ際には、火葬する場所やアクセスについて考えることも大切です。
お住まいの地域によっては利便性が悪い場合もあるため、事前に次のポイントをチェックしてみてください。
- ペット火葬業者(霊園)との距離が近いか
- 火葬日に自宅まで迎えに来てくれるか
- 自宅で火葬してくれる訪問火葬を利用できるか
ペット火葬業者の施設・霊園との距離が近ければ、納骨・埋葬した後にいつでも霊園を訪問できます。
亡くなった愛猫といつでも会えるため、なるべく自宅から近いペット火葬業者を見つけるのが良いでしょう。
自宅から火葬する場所まで距離がある際には、当日に自宅まで迎えに来てくれる業者を見つけるのがおすすめです。
火葬用自動車で自宅訪問・自宅火葬してくれる業者も見つかるため、自身の目的・要望に合う専門業者を探してみてください。
まとめ
当記事では、愛猫が亡くなった場合の火葬費用、火葬方法、事前準備や当日の流れについてまとめました。
長年連れ添ってきた愛猫が亡くなったとき、悲しみに暮れるかもしれませんが、丁寧かつ適切に弔ってあげることが重要です。
民間のペット火葬業者なら、豊富なプラン・手厚いサポートで愛猫とのお別れをお手伝いしてもらえます。
愛猫との最後をかけがえのない日にするためにも、ぜひ納得のいくお別れ方法や依頼業者を見つけてください。