終活のコツは日頃の意識改革!捨てるスキルを磨いて終活をスムーズにお役立ちコラム

作業風景

自分が死亡した後に家族へ負担を掛けないよう、身の回りの物を減らしておくことは終活の中でも一番大変な作業といえるでしょう。

自分の死後を意識した身辺整理に関わらず、普段の生活から不要な物を取り除いて必要な物のみに囲まれて暮らすということは、質の良い生活を送ることができる生活改善の方法と一つとして注目されています。

今回は身の回りの物を捨てるスキルや、そのスキルを活かして終活をスムーズに行う方法についてご説明いたします。

この記事を監修した人

監修者
小西 清香氏
整理収納アドバイザー

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。夫の身内6人の看取りや介護をし、生前整理の大切さを痛感。
また看護師時代ICUに勤務し、人の最期もたくさん見てきました。
そんな経験を元に元気なうちから生前整理を!という思いで、片付けと合わせてお伝えしています。

捨てるスキルを磨くためには?

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捨てるスキルとは、物の必要性を見抜き、自分にとって縁のない物を手放すという考え方です。

捨てるスキルが身についていない人は、自分の生活を豊かにしてくれる物の判断ができないまま、お部屋に不要な物を溜めこみがちになっている場合があります。溜めこんだ物を捨てるとき、多くの人はなぜ使わないのに購入してしまったのか、なぜ捨てることになったのかを考えると思います。余計な物を買ってしまったことを反省し、無駄遣いをしないよう次回の買い物で経験を活かすことができます。

このように過去の行動を振り返りながら品物を整理すればご自身の心と向き合うことができ、自覚できなかった心の乱れやストレスに気付くことができるのです。

 

捨てるスキルを磨くことで得られるメリット

捨てるスキルを磨いて部屋の中の物を自己管理できる数まで減らせば、物をなくすことがなくなり時間に余裕を持って行動できます。

探し物をする時間が減り、結局見つからなかった物を買い足す手間がなくなるため、ストレスが減少し、心に余裕が生まれて人間関係も良好になりやすくなります。

外出用の服などは最小限の数に留めておけば、毎日何を着るかで迷わずに済みます。

また、必要最低限の物を部屋に置くというルールを作れば、無駄な出費を減らせます。減らした分は旅行費用やご自身のスキルアップのための学費に充てるなど、自己投資により磨きをかけることにも繋がるのです。

捨てるスキルを活かして身辺整理をする方法

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身辺整理としてお部屋の片付けを始めようとすると、様々な物を見るたびに思い出が蘇ってしまい、手が止まりがちです。

必要な物と不要な物を自然に判断できるよう、ルールを決めて捨てることを意識すると順調に作業を進められます。

 

目標を決める

目に入った物をとりあえず棚に収納するだけでは物の数は減りません。作業をし続けているのに部屋がきれいにならず、普段片付けをする習慣がない方はくじけてしまうかもしれません。

やみくもに手をつけるのではなく、今日中にこれだけ片付けよう、これぐらいのスペースが空くまで物を処分しよう、などと目標を決めて整理するとスムーズに片付けることができます。

 

タンス、棚に収納された物を全て出す

まずはタンスや棚に収納された物を全て出し、一カ所に集めてみましょう。

一つずつ取り出してから処分するよりも、一度全部出してから分別するほうが片付けたい場所に放置されていた物の全体量を把握でき、片付けのスピードが速くなります。

 

明らかにゴミとわかる物から捨てる

収納された物を全て出した後は、必要な物と不要な物を順に分別していきます。

まずは一目で今後使う機会がないと判断できる物から処分していきましょう。

使用期限が過ぎた割引券やクーポン、インクの出ないペン、汚れた衣類などはすぐに処分できると思います。

賞味期限が切れた食品、変色している食品も食べることができないため速やかに処分しましょう。

何の部品か分からないけどもとりあえず保管しているネジや紐、使うタイミングが訪れないまま溜めているホテルのアメニティなどは収納スペースを狭める原因となりますので、全て処分します。

このとき可燃ゴミであると一目で判断できる物が混ざっていた場合は、そのままゴミ袋に入れてしまいましょう。

処分する決心がつかず、どうしても迷ってしまう物は保留用の箱に入れ、残りの物を分別していきます。

必要な物と不要な物を分別し終えたら、必要な物をタンスや棚に収納していきます。

ぎゅうぎゅうに詰めるより、少し余裕を残して収納すれば取り出したときに中身がぐちゃぐちゃになることはありません。使用頻度が高い物は引き出しの手前に収納するなど、片付け後も物が散らからない工夫を取り入れながら整理をしてみましょう。

買取査定を利用する

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捨てるのに抵抗がある場合は買取査定を利用されてみてはいかがでしょうか。

ゴミを排出せずに物を処分できるだけでなく、価値に見合った金額で引き取ってもらえるので利益を手に入れることができます。

読み終わった本や遊び終わったゲームソフト、サイズが合わなくなった服など、店舗によって買取をしてくれる品物は異なりますので、事前に調べてから品物を持ち込みましょう。

お皿やタオルのギフトなど、未使用のまま保管されている物は想像以上にご自宅の中に眠っているはずです。

押し入れや棚に収納されていた物を全て出す段階で発見できると思うので、分別をしながら買い取ってもらえそうな物を探してみましょう。

近辺に買取査定を行っている店舗がない場合はフリマアプリの利用もおすすめです。

現状対応できない地域も一部ございます。
詳しくはお問い合わせください。

生前整理で注意すべきこと

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家族に迷惑を掛けたくないからといって、むやみに物を処分する必要はありません。思い出の品や尊敬する人から譲ってもらった物など、二度と取り返すことができない思いが込められている物は保管しておきましょう。

生前整理を家族や遺品整理業者に手伝ってもらう方もいらっしゃるかもしれませんが、第三者によって必要な物や書類を処分されてしまうトラブルには注意しておきましょう。

他の人と一緒に生前整理をする場合は、捨てる前にご自身に尋ねてもらうよう声を掛けておくと安心です。

また、目に見える書類だけでなく、パソコンやスマートフォンに保存された財産を整理することも忘れないようにしてください。パソコンやスマートフォンの中には銀行口座の情報や仮装通貨、ネット証券など様々なデジタル資産が残されています。

デジタル資産の整理と同時に、不要なスマートフォンのアプリや写真も整理すればスマホ内の容量を増やせます。

財産目録を作成する

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片付けが終わった後は財産目録を作成しましょう。

遺品全てを記録するのは大変手間が掛かりますので、貴重品や骨董品など、相続税が発生する可能性がある物、ご自身の死亡後の手続きとして必要になる書類など、死亡後に家族の負担を減らすことができる情報に絞って記録するのがおすすめです。

財産目録には名前だけでなく、財産の詳細についても記載しておきましょう。

例えば自動車や原付自動車の場合は、登録番号や車種、貴重品や骨董品の場合は名称、製造番号、価格などを記載しておきます。

財産目録は司法書士や税理士に依頼して作成することもできますが、相続税が発生しそうな財産がご自宅にない場合は簡易的な目録を作成すれば問題ありません。

まとめ

不要な物を整理しておけば家族への負担を減らすことができるだけでなく、本当に必要な物や質の良い物に囲まれて日々の生活も充実します。

今後の人生をより良いものにするためにも、まずは使用しない物や明らかにゴミとわかるような物から処分していきましょう。

計画的に生前整理を行うためには判断力や体力が欠かせないので、衰えを実感しないうちに取り組みましょう。

この記事を執筆した人

執筆者
株式会社プログレス
編集部 M・Y
祖母の死をきっかけに遺品整理を始めたものの、大量の家財整理に手を焼いた経験からプログレスで不用品の処分や遺品整理、ゴミ屋敷問題について調査、執筆を開始。
ネットショッピングや定期購入などによって簡単に物が手に入る時代だからこそ、身の回りの整理整頓について振り返るきっかけを皆様へお届けしたいと考えています。

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