友達のペットが亡くなった後にかける言葉とメール・SNSの例文

ペットが亡くなった友達にどう声をかける？SNSで連絡してもいい？

友達や知り合いの飼っていたペットちゃんが亡くなったとき、どう接していいか悩むも多いはず。

相手に気を使わせることがないよう、伝え方や伝えるタイミングを慎重に選ぶようにしましょう。

相手の気持ちを第一に考える

親しい関係であればできるだけ早く声をかけたくなるかもしれません。

しかし、大切な家族であるペットちゃんを亡くした気持ちに寄り添い、どのような言葉をかけるか、または気持ちが落ち着くまで見守るかを判断することが何よりも大切です。

気を使わせないためにも相手が伝えてくるのを待ってからお悔やみの言葉を伝えた方がいいでしょう。

近年ではSNSでペットの訃報を報告する方も多いですが、その投稿に返信してお悔やみの言葉を伝えることもできます。

この場合は相手が周囲の方に知らせることを決心して投稿しているケースが多いので、すぐに返信して問題ありません。

SNSを使って訃報を伝える方も増えています

インターネットを活用した訃報配信サービス「tsunagoo」を運営する株式会社アスカネットは「訃報を受け取ったが葬儀に参列出来なかった男女20代～50代の男女400名」を対象に訃報と葬儀に関する調査を行いました。

その結果「訃報を受け取った時、あなたはどうしましたか？」という質問に対して「弔電を送った」と回答したのが21．5％「弔電を使用せず、電話やLINEで遺族にお悔やみの連絡をした」と回答したのが25.5%となっていました。※１

さらに「電話やLINEでの連絡に抵抗はありましたか？」という質問に対しては「あまり抵抗はなかった」が44.1%「抵抗はなかった」が19.6%となっていました。

抵抗が無ければSNSでメッセージを贈るのもおすすめ

こちらは人間の場合のアンケートですが、ペットちゃんにもあてはまるはず。ペットちゃんの訃報を受け取った際に弔電を送ることは全く問題なく、ペットちゃん専用の弔電サービスも多数ありますが、近年ではLINEやメールなどでお悔やみの言葉を贈るケースも多いようです。

ペットちゃんの場合は人間とは違って参列者を招いて葬儀・告別式を行うことは少なく、飼い主様に直接言葉を伝える機会が限られることも、LINEやメールを通した文章でのメッセージ送信が多用される理由ではないでしょうか。

※参考サイト

「訃報と葬儀に関するアンケート調査」株式会社アスカネット

※１　アスカネット調べ

ペットを亡くした友達にかけてあげたい言葉を状況別にご紹介

友人や知り合いが大切なペットちゃんを亡くした際、どのような言葉をかけてあげればいいのでしょうか？その方との関係性やペットちゃんが亡くなった状況によって、かける言葉は異なってきます。

そこで、ここでは関係性別にかけてあげたい言葉を例文付きでご紹介します。

病気などで看病をしていた場合

ペットちゃんが闘病生活を送っていた場合は、ペットちゃんと一緒に飼い主様も看病という形で病魔と戦っていたはずです。 この場合は「他の治療方法を試していれば…」「もっと早く対処すれば…」といった後悔を抱えているケースも多いです。

頑張りを労えるように、前向きな言葉を選びましょう。

突然亡くなった場合

事故などで突然ペットちゃんを亡くした場合は、なかなか現実を受け止められず苦しむ飼い主様も多いです。

そんなときに、声をかけていいかと悩む方もいらっしゃると思いますが、一人で抱え込んで自分を責めている時にこそ励ましの言葉に救われることもあるはず。

連絡があった場合はペットちゃんは幸せだったと思えるような言葉をかけてあげましょう。

寿命で亡くなった場合

ペットちゃんが寿命で亡くなった場合は過ごした時間が長い分、飼い主様は寂しい気持ちを抱えていることでしょう。

ペットちゃんが長生きしたことを誇れるような言葉や、飼い主様への労いや賞賛の言葉をかけて励ましましょう。

具体的にはペットちゃんが長生きできたのは飼い主様のおかげで、幸せな生涯だったことを伝えてあげるのがポイントです。

メール・LINEでお悔やみのメッセージを送る際の例文

友人や知り合いのペットちゃんが亡くなったことを知り、言葉をかけたくてもなかなか直接会えないということも多いはず。

その場合は、メールやLINEを通して言葉をかけてもいいでしょう。また、初盆などに改めて言葉をかけてあげるのも喜ばれるのではないでしょうか。

LINE・メールのどちらで伝える？

基本的にはどちらで送っても構いません。

比較するとLINEは「既読」マークが付くため届いたかどうか確認しやすいですが、送ってもらった側は「読んだから返信しないと…」と返信を急かしてしまう可能性があるデメリットがあります。

対してメールは相手のペースにあわせて読んでもらえるメリットがある一方で、LINEとは違い、一度送ってしまうと取り消しや書き換えができないため慎重に文章を作成する必要があります。

このように双方にメリット・デメリットがあるため、送りたい人の好みや環境に応じて判断するようにしましょう。

LINE・メールでの例文

LINE・メールでの例文を紹介します。

文面で残るものなので送信前に誤字や脱字がないように確認することに加え、親しい関係の場合はいつもの癖で絵文字やスタンプなどを添付しないように注意しましょう。

友達を傷つけてしまう、かけてはいけないお悔やみの言葉

家族同然のペットちゃんを亡くした飼い主様は、とても悲しく傷ついていることでしょう。優しい言葉をかけてあげるのも大切ですが、心ない言葉でさらに傷つけてしまわないように配慮することが重要です。

この章では相手を傷つけてしまわないように、ペットちゃんを亡くした人に言ってはいけない言葉をご紹介します。

ペットちゃんを軽んじる発言

お悔やみの言葉を伝える際は、飼い主様にとってペットちゃんは家族ということを忘れないようにしましょう。

だからこそ「気が楽になったんじゃない？」のような存在を軽んじるような発言は、相手の心を深く傷つけてしまいます。

また、亡くなってからすぐに新しいペットちゃんを飼うのは不謹慎だと感じる方も多いです。

安易に新しいペットを勧める発言は避けましょう。

飼い主様にとってペットちゃんは替えの効かない存在です。飼い主様の気持ちを考えることと同じように、ペットちゃんの立場も考えて言葉を選ぶのがおすすめです。

相手の事情に踏み込みすぎる発言

ペットちゃんへのお悔やみの言葉は、友達の家族に言葉を贈ることでもあります。

ペットちゃんが亡くなったことをまだ受け入れられていない場合は、死因や寿命の話をすることは精神的に辛く感じる可能性が高いです。相手が話題に出した場合を除いて、こちらからはペットちゃんの死因について尋ねないようにしましょう。

また、死因によっては「かわいそう」という言葉を使ってしまいがちですが、ペットちゃんを亡くした飼い主様は、その言葉に責任を感じてしまうかもしれません。ペットちゃんに同情する言葉はできる限り避けた方がいいでしょう。

意図しない意味で伝わる文章

筆者は友人に送った文章を指して「文章が冷たい」「怒ってるのかと思った」とお叱りを受けたことがあります。
しかし、改めようと指摘された文を見直しても、どこが友人が言うところの「冷たい」箇所なのか判断できませんでした。

文章だけで人に正しく感情を伝えるのは難しいもの。それだけではなく、相手にとっては冷たい文章に見えていても、当人にはまったく自覚がないケースもあるという好例です。

皆様の中にも言葉のすれ違いで傷ついたり、傷つけたりした経験がある方もいるのではないでしょうか。同時に、LINE・メールで励ましやお悔やみのメッセージを送る難しさもわかっていただけるかと思います。

送信する前に、よく見直してきちんと意味が伝わるか確認するようにしましょう。

無理な励ましは逆効果になることもあります

身も蓋もない話ですが、大切な家族を亡くしたことによる心の痛みと最後に向きあうのはその人自身です。周囲の人はあくまで支えることしかできません。

例えば、友達に元気を出してもらいたくて「悲しい顔をしていたら（ペット）ちゃんも安心できないんじゃない？」と励ましたとしても、気持ちを押し付けられて、大切な家族をないがしろにされたと捉えられる可能性があります。

メッセージの内容にこだわることはもちろん大切ですが、無理に励まそうとせずお悔やみの言葉と「何かあれば力になる」ことを簡潔に伝える程度でも十分気持ちは伝わるはず。

まずは気持ちに寄り添うことを忘れないようにしてください。

大切なペットちゃんを亡くした友達にしてあげられること

大切な人のペットちゃんが亡くなったとき、言葉だけでなく何かしてあげたいと思うこともあると思います。しかし、経験がない場合、どのようなことをしてあげたらいいか分からないという方も多いのはないでしょうか？

ペットちゃんが亡くなった友人や知人に言葉以外に贈れるものをご紹介します。

葬儀に招かれたら行く

人間の葬儀の場合は親族や親しい友人、故人の生涯でお世話になった人など、故人と関わりが深かった人を参列者として招きます。ペットちゃんの葬儀も同じでペットちゃんを可愛がってくれた人など「この人に見送ってもらいたい」という判断で選んだ方に声を掛けることになります。

そのため、友達からペットちゃんの葬儀や火葬に呼ばれたら、できる限り参列して飼い主様の気持ちに応え、一緒にペットちゃんをお見送りしてあげることをおすすめします。

ペットの葬儀に参列する際の服装やマナーについてはこちらの記事を参考にしてください。

お供え物を渡す

火葬・葬儀の際にお供え物を渡すのもおすすめです。

ペットちゃんの場合はお供え物を渡すタイミングは人間のように決まったルールやマナーはないため、お見送りが終わって落ち着いたタイミングで渡しても構いません。

主に、以下のような品物が喜ばれるようです。

まとめ

大切な人がペットちゃんを亡くし落ち込んでいる場合は、何とかして励ましてあげたいと思うことでしょう。しかし、どんな言葉をかけたらいいのか、何をしてあげたらいいのかと悩むこともあると思います。

そのようなときは大切な家族を亡くした相手を思いやる気持ちを忘れず、寄り添ってあげることが大切です。言葉や贈り物だけなく、悲しみに寄り添って接すればきっと想いは届くはずです。