熱帯魚の死後はどのように供養すればいいの？供養方法をご紹介します

熱帯魚は死後、どうなるの？

熱帯魚は死後に経過した日程と原因によって、遺体が浮く場合と沈む場合があります。

亡くなった原因を知れば、他の熱帯魚にも被害が及ばないように対策できますので、参考にしてください。

浮く場合

熱帯魚は死後時間が経つと遺体が腐敗し、体内に溜まったガスによって水面に浮いてきます。

すぐに水槽から取り出してあげましょう。

沈む場合

遺体が沈んでいる場合は餓死や老衰が原因と考えられます。

また、遺体が沈んでいる場合は腐敗が始まっておらず、亡くなってからそれほど時間が経っていない場合が多いです。

熱帯魚の死後にすること

大切な熱帯魚が亡くなった際には、悲しくて何をすればいいのかわからないという方も多いと思います。

しかし、亡くなった原因によってはすぐに対応しないと他の熱帯魚に悪影響を及ぼすこともあるので、注意が必要です。

水槽から出してあげる

亡くなってしまった熱帯魚を水槽に放置していると、水質が悪くなり他の熱帯魚に影響が出てしまう危険もあります。遺体はすぐに水槽から出してあげましょう。

遺体を確認

亡くなった魚の遺体を確認しましょう。

ウロコやヒレが傷んでいるなど病気が疑われる場合は水槽内の魚の治療や水槽内の設備の点検をする必要があります。

他の魚を確認

水槽の中に他の魚もいる場合は、他に弱っている魚がいないか確認しましょう。

水槽の水を変える

遺体の発見が遅れて水が汚れている場合は、他の魚も病気に感染することもありますので水槽の水を変えてあげましょう。

死ぬ原因と今後の対策

熱帯魚が亡くなった際は魚の様子を確認して、原因を調べましょう。原因を知ることで今後同じようなことがないように対策を取ることができます。まだ魚が他にいる場合や今後また熱帯魚を飼う予定のある方はぜひ参考にしてください。

購入した時点

熱帯魚をお店で購入した時点で病気になっていたり、弱っていたりすることもあります。

購入時にはきちんと魚の状態をチェックすることが大切です。

病気や寄生虫

「白点病」や「こしょう病」など寄生虫が原因で病気になってしまうこともあります。病気によって原因の菌が異なりますので、魚にどのような症状があるか確認してみましょう。

また、亡くなる前に異変がなかったかも確認することで病気がわかることもあります。異変を早期発見できれば、対処できることも多くありますので日々魚の様子を確認することが大切です。

飛び出し

水槽に蓋をするなど、熱帯魚が飛び出さないように対策をしましょう。

また、万が一飛び出した場合でもすぐに戻してあげれば問題ない場合も多いですので、定期的に数を数えるなどして確認することが大切です。

水質悪化

熱帯魚のフンをそのままにしていたり、餌の食べ残しがずっと残ったままになっていたりすることで水質が悪化し、熱帯魚が次々に死んでしまうというケースもあります。定期的に水替えをして水槽の中を清潔に保ちましょう。

水質の変化

水質の温度や状態が急激に変化することで、熱帯魚がショック状態になり死んでしまうということもあります。このことをPHショックと言います。水替えをする際や新しい水槽に移す際には、急激に水質が変化しないように気をつけましょう。

餌

餌の与えすぎで、食べ残したりフンが増加して水質に悪い影響を与えることがあります。エサをあげる際は一度にたくさんあげるのではなく、少量を数回に分けてあげるようにするといいでしょう。

酸欠

水槽の中に魚が多い場合は、水中の酸素が減り酸欠になってしまうこともあります。エアレーションやフィルタなどを使って酸素量を増やしてあげましょう。酸素が出る石なども販売されています。

熱帯魚を土に埋めてもいいの？

飼っていた熱帯魚の死後、土に埋めてもいいのでしょうか。この章で熱帯魚を埋めてもいいのか、埋める際の注意点などを詳しくご紹介します。

熱帯魚の遺体は埋めてもいい？

結論から言うと熱帯魚の遺体を私有地に埋めて供養することは可能です。

熱帯魚の遺体をご自宅の庭などに埋められる方もいらっしゃいますが、庭に埋める行為は様々なリスクがあるためおすすめできる供養方法ではありません。

埋葬の注意点

熱帯魚の遺体には病原菌や寄生虫を持っている可能性もあります。そのような魚を土に埋めてしまうと、生態系が崩れてしまう可能性があります。また、私有地以外の場所に埋めてしまうと不法投棄となり犯罪になってしまいます。これらのリスクを避けるために、熱帯魚の死後はできだけ土に埋葬しないようにしましょう。

熱帯魚の供養方法

土に埋葬する以外にどのような方法で供養すればいいのでしょうか。

以下の方法を参考に、ご自身にあった方法で大切なペットちゃんを供養してあげましょう。

一般ごみに出す

熱帯魚の遺体を一般ゴミとして出す方もいらっしゃいます。お住まいの地域のルールに従ったうえで、新聞紙などに包んでからゴミ袋に入れるといいでしょう。また、臭いが出ないように冷凍保存してから出す方もいらっしゃいます。

しかし、遺体をゴミとして処分することに抵抗があり、きちんと供養してあげたいと思う場合は別の方法を考えましょう。

火葬する

ペット専門の葬儀業者は猫や犬のような大きな動物だけでなく、熱帯魚のような小さなペットちゃんも火葬を依頼できます。

最新の火葬炉なら小さな熱帯魚でもきれいに遺骨が残るため、生きていた証を残したい方におすすめな供養方法です。

剥製にする

熱帯魚を剥製にする専門の業者もあります。大切なペットちゃんを生前の姿のままで保存できるため、ペットちゃんとお別れしたくないという方にとってはおすすめの供養方法です。

プランター葬

ご自宅の庭などにそのまま魚の遺体を埋葬することは、生態系が崩れてしまうリスクがあります。

しかし、同じように土に埋葬する方法でもプランター葬ならそのような心配はいりません。

まとめ

今回は熱帯魚の死後どのように供養したらいいのかについて詳しく解説しました。

供養はどの方法が正解というものではありません。法律違反や他の人に迷惑をかけない方法であれば、ご自身にあった方法で供養することができます。

後から「こうしておけばよかった…」と後悔しないように、どのような方法があるか知ってきちんと検討しましょう。